ここに書かれている改造をやってあなたのマシンがぶっこわれても私は責任はとれません。もちろんメーカーの保証を受けることも出来ません。改造は個人の責任でやって下さい。
NS/Eのクロックは16MHzです。8MHz系のマシンではRS-232Cの通信速度が9600bpsまでしかでないのでとても不便です。20MHzにすると5MHz系になるので38400bpsまででるようになって便利です。
20MHzにするのはとても簡単ですが、それ以上にするにはCPUのクロックとRS-232Cなどのクロックの分離が必要なので多少面倒です。
- 20MHzにする場合
- 用意する部品
- 39.3216MHz(40MHz)のクリスタルオシレーター
3本足のが最適。なければ長方形とか正方形のやつでいい。
長方形の40MHzは千石電商で\400。
- 0Ωのチップ抵抗
千石電商で入手可。なければなんでもいい。
- NS/Eをばらす。
- 基盤の裏側(CPUなどが載っている側)についている31.944と書かれたクロックモジュールを取り除く。
- 40MHzのクロックモジュールを取り付ける。
3本足のは最初に付いてたのと同じ向き取り付ければいい。4本足のは印が付いているところが1番ピンで、上から見て時計回りに2,3,4番とすると、1番がNC、2番がGND、3番が出力、4番がVcc。1番がENABLE(H又はLにしないと出力が出ない)になっていることもあるらしい。
- チップ抵抗を取り付ける
つける場所は3個所です。
1.基盤裏側の18K11と18J3の間の空きパターン
2.基盤裏側の11J4と11J3の間の空きパターン
3.基盤表側の9E4と9D2の間の空きパターン
これで完成です。電源を入れて「ぴぽ」っとなれば成功です。
- 20MHz以上にする場合
CPUを交換しないと20MHz以上では動かないかもしれません。
- 用意する部品
- 19.6608MHz(20MHz)のクリスタルオシレーター
9.83MHzと307KHzを作るためなので9.83MHz(10MHz),39.32MHz(40MHz)なども可。
- 好きな速さのクリスタルオシレーター
CPU、基盤のロットにも依るが、60MHzくらいまでいける。
- 74HC393
フラットパッケージのものだと基盤上の空きパターンに実装できる。
- NS/Eをばらす。
- 19.6608MHzのオシレーターと74HC393を使って9.83MHz(19.66MHz/2^1)と307KHz(19.66MHz/2^7)を作る。詳しくは書かないのでわからない人は本を買うなどして勉強してください。
- 基盤表側の9E4(JUPITERの54番に接続されている)をはずし、JUPITER側でないほうに9.83MHzを入力する。
- 基盤表側の10E1(JUPITERの56番に接続されている)をはずし、JUPITER側でないほうに9.83MHzを入力する。
- 基盤表側の10E2(JUPITERの59番に接続されている)をはずし、JUPITER側でないほうに307KHzを入力する。
- 最初に31.944MHzのオシレーターが付いていたところに好きな速さのオシレーターを取り付ける。
こんなてきとーな説明でわかる人はいるんでしょうか。
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