ここに書かれている改造をやってあなたのマシンがぶっこわれても私は責任はとれません。もちろんメーカーの保証を受けることも出来ません。改造は個人の責任でやってください。
PC-9801BXには19.66MHzのオシレーターが載っているものと、39.32MHzのオシレーターが載っているものの2種類があるようです。ここで紹介するのは19.66MHzのオシレーターが載っているBXをクロックアップする方法です。
BXのクロックアップはとても簡単です。
基盤にオシレーターを乗せる場所が1個空いているので、そこに好きな速さのオシレーターを乗せて、基盤の裏のチップ抵抗(0Ω)を6D1から5D2に移動するだけです。
好きな速さとは言っても当然限界はあって、33.3MHzくらいが限界のようです。元が19.66MHzなので約1.7倍のスピードアップになります。
私のBXではDX4ODP75を載せて36MHz(内部108MHz)まで動作しましたが、33.3MHz以上では拡張ボードを2枚以上挿すと動作しなくなる不具合が出ました(ボードの種類にも依ると思いますが)。32MHzだと拡張ボードも使えましたが安全率が1.04ではさすがに不安なので現在は30MHz(内部90MHz)で使っています。
拡張ボードが使えなくなるのは電圧を少し上げるくらいでは解決しませんでした。バスのドライブ能力が不足しているようです。
<推測>
バスバッファには74F245が使われていますが、これを74AC245あたりにかえてみるとあるいは動くかもしれません。74F245の2段重ねも以外と効果あるかも。
</推測>
おまけ
CPUのそばのジャンパピンをショートするとODPではない普通のCPUをODPソケットにのせることができるようになります。このピンはマザーボード上の486SXを停止させるピンです。
DX2/66なら余らせてる人がたくさんいるので1000円以下で入手できると思います。
DX4をのせるときは5Vを3.3Vに変換する下駄をはかせるのを忘れないように。