ここに書かれている改造をやってあなたのマシンがぶっこわれても私は責任はとれません。もちろんメーカーの保証を受けることも出来ません。改造は個人の責任でやってください。
自分で改造できない方は、ポケコンの改造代行サービスもありますのでご利用下さい。
E500シリーズのクロックアップはとても簡単ですが、部品の入手が少し難しいです。
- 倍速にするとどうなるか
ポケコンの構造は単純なのでクロックを倍にすると単純に処理速度が倍になります。
同時に消費電力も倍近くになります。
倍速ではうまく動かないソフトがある場合もあるので倍速とノーマルを切り変えられる様にスイッチをつけます。
- 用意するもの
- 超小型スライドスイッチ
秋葉原の千石電商にあります。小さいスイッチならなんでも可。
- 4.6MHz付近のセラミック発振子(セラロック)
これはかなり入手が難しいです。比較的入手しやすくて倍速に近いのは4.8MHzです。秋葉原のシーアールという部品屋にあるようです。
若松通商(本社)にもありました。若松通商では通販でも買えます。(最後に確認したのは1998年11月頃です)
〒101-0021 東京都千代田区外神田1-11-4ミツワビル
TEL 03-3251-4121
4.55MHzのセラロックが大量に入荷しましたので私のサイトで販売を始めました。
- チップ抵抗
68kΩくらい。なければ1/4Wの普通の抵抗も可。
- 配線材
電気を流すものならなんでもいいです。
半田を乗せると絶縁皮膜が溶けるポリウレタン線が便利です。
- 分解する
とりあえずふたを開けます。
- セラロックを取り外す。
U6000,E650の場合はチップタイプのセラロックがついています。その他の機種は2本足のものがついています。2.304又はそれに近い数字が書いてあります。
これをはずします。
チップタイプのセラロックははずすのが少し難しいですが、セラロックの端子の両側を交互に1〜2秒づつ加熱して両方の半田が溶けたときに取ると簡単に取りはずせます。端子を加熱するときは半田を足してから加熱すると熱が伝わりやすくなるのではずしやすくなります。
- セラロックの取り付けと配線
図のように取り付けて配線します。
スイッチは左側の11ピンコネクタのそばにつけるといいです。
スイッチ取り付け例1 スイッチ取り付け例2

- チップ抵抗の交換
セラロックのそばの180kΩのチップ抵抗(184と書かれている)を半分くらいの値の抵抗に交換します。これを変えないと画面の表示が乱れます。これは特にスイッチで切り替える必要はありません。
- 注意
クロックの切り替えは電源を切ってから行ってください。プログラムの動作中に切り替えると暴走します。
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